クレしんの戦国時代の映画って実は雲黒斎の野望が1番最初なんです。
クレしん映画の中でもかなり初期の作品ということだけあって
ある意味この時代のクレしん映画らしいタイトルでもあります。
そして舞台が戦国時代なだけあって戦闘シーンもしっかりありつつも
お決まりのギャグもあるのでメリハリがある内容です。
今回は雲黒斎の野望がどんな映画なのか、
気になる方へこの作品のあらすじや見どころをお話していきたいと思います。
※作品のネタバレを含みます。
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クレしん映画『雲黒斎の野望』あらすじ
30世紀の未来、タイムパトロール隊員リングスノーストーム
はタイムマシンでいつものようにパトロールをしていた。
パトロール中に戦国時代の時間軸で何らかの異常を感知し、調査に向かおうとする。
ところが謎の時空魚雷の襲撃にあってしまい、命からがら逃げ延びるも「現代」にあたる野原家の地中深くに不時着してしまう。
タイムマシンの故障により身動きが取れない中、緊急非常用のマイクロマシンをシロに使うことで野原家とコンタクトをはかる。
戦国時代で何らかの異常が起こっていることを説明し、3人と1匹で16世紀の戦国時代へのタイムスリップをするが…。
この映画はあらすじでも分かるように現代と未来と過去が関わる内容です。
この時代のクレしん映画には珍しいSF系ですね。
序盤でリングスノーストームがシロの体を借りて野原家とコンタクトを取ろうとするのですがシロがいきなり人語を話しても第一声しんのすけは驚かないのが凄いなと思いました。
思わずシロ(リング)にツッコまれてやっとビックリしたようなリアクションをとる当たりがマイペースさを感じます。
要所要所でSF要素を入れつつもギャグは忘れないというイメージの作品です。
後は今では珍しくひまわりがまだ生まれる前の時系列の映画なので野原家が三人とシロというのもレアですよね。
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『雲黒斎の野望』見どころポイント/3回お助け機能としんのすけのコスチューム
その話は一旦現代から過去へタイムスリップをする流れがあるのですがタイムマシンに乗り込む際に万能ジャージというものに着替えるシーンがあります。
これはタイムスリップする際に着用するものでその時代の服に切り替わる機能ももあります。
しんのすけのジャージにだけ3回お助け機能というものがあり、「助けてケスタ」と呪文を唱えるとその状況を打破出来るような機能付きです。
よく見るとこの呪文は回文になっているんです。
私も子供の頃に最初に見た時はどういう意味なんだろうと思っていました。
ですが切羽詰まった状況で唱えるには少し言いにくい言葉という印象です。
その印象通り最初の方、しんのすけは上手く言えず発動させるのに時間がかかっていました。
間違いの呪文を言うたびにシロに違うと訂正されていました。
数回の間違いののちに正しく呪文を言うと戦闘用?のコスチュームに切り替わるのですが一見何でこの姿?と疑問符を浮かべるものもあります。
生き物のコスプレかと思ったら一応その動物の身体機能も模しており、スペックがある程度高い機能だと感じました。
そこは主に吹雪丸の機転により最終的には状況を打破することが出来ます。
3回とも違うコスチュームで戦うのである意味どんな姿に変わるのかも注目してみると面白いですね。
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『雲黒斎の野望』見どころポイント/吹雪丸と敵の戦闘シーン
設定が戦国時代なのでもちろん戦闘シーンもあります。
今回野原家と共に行動するのが吹雪丸という侍です。
いずれは一国の主になる身分でしたら雲黒斎により国と家族を討ち取られてしまいます。
吹雪丸のそんな未来をある意味変えるためにしんのすけたちがタイムスリップしてきたという訳です。
雲黒斎の手下3人や雑魚敵含めて吹雪丸の戦闘シーンが多く見られます。
それぞれのシーン見所があるのですが私が特に印象的なのは早朝に吹雪丸の馬「エンジ」に乗って雲黒斎城に攻め込むために城下から一気に天守閣を突入する一連です。
そこまでに沢山の足軽兵たちが待ち構えているので一気に突入しないとこちらの体力が削られていきます。
吹雪丸曰く、「エンジは国一番の駿馬」と言っておりその言葉通り天守閣まで一気に駆け上がります。
吹雪丸も体力を温存しつつ、足軽兵をかわしていく姿と何とも言えない緊張感はクレしん映画を見ているのか疑問に思ってしまうほどです。
しんのすけも吹雪丸の足を引っ張らないようにいつものようにふざけたりしていないので吹雪丸の気迫に圧倒されているのだと思いました。
雲黒斎と対峙する前にダイアナお銀と吹雪丸の戦闘になるのですがここまで結構尺が長く、クレしんには珍しくギャグシーンはありません。
やっとお銀との戦闘に勝利し、ボスである雲黒斎との対面では今までの緊張感は逆に解けてギャグシーンも戻ります。
クレしん映画のイメージでは敵と対峙し戦う場面でも半分シリアス、半分おふざけと良い感じにメリハリがついているような雰囲気なものが多いです。
ですが雲黒斎の野望では映画のタイトルに相反して結構シリアスな、ちゃんと戦闘しているという場面が多いのでそこが見どころの一つでもあります。
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クレヨンしんちゃん映画「雲黒斎の野望」まとめ
今回はクレしん映画「雲黒斎の野望」のあらすじや見どころについてお話ししていきましたがまとめると‥
・3回お助け機能としんのすけのコスチューム
・吹雪丸と敵の戦闘シーン
この映画のトータルの印象だとシリアスが6割、ギャグが4割と個人的には他のクレしん映画よりおふざけが少ないようなイメージです。
戦国時代という設定がそうさせているのかなと思いますがそれでもクレしんらしさはあって見応えがある作品です。
少し違うテイストのクレしん映画が見たいと思う方におすすめしたい作品です。
ぜひ見てみてくださいね。
ここまでみて頂き、ありがとうございます。
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