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ケンとチャコはなぜオトナ帝国を作ったか?イエスタディワンスモアの由来に迫る!

クレヨンしんちゃん映画 映画
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『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で忘れてはいけないのが敵のボスケンとチャコです。

この記事では彼ら二人の関係やそもそもオトナ帝国を作った理由とは?

作中に出てくるイエスタディワンスモアの真の目的や彼らを演じている声優さん、ケンとチャコにはモデルはいるのかなどついてお話していきます。

また彼らのセリフも名言なのではと感じるものもあり、しんのすけたちに負けてしまったその後は一体どうなったのかも考察していきたいと思います。


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ケンとチャコがオトナ帝国を作った理由とは?

ケンとチャコとはモーレツオトナ帝国においてのしんのすけたちの敵に当たります。

ケンとチャコ、2人の見た目から伺えるように彼らは21世紀に絶望し、20世紀を取り戻すために組織を立ち上げました

ちなみにオトナ帝国と言うのは実はしんのすけが茶化して付けた呼び名であり、ケンたちはそう呼んでいる描写はありません。

ケンはマッシュルームヘアに丸眼鏡、チャコはミニスカートに厚底ブーツと20世紀に流行ったファッションを身に纏っています。

ファッションの流行りは一定周期で巡ってくるのでまたそういったものが流行るかもしれません。

ですが21世紀に20世紀のかっこうをしているという点で相当今の時代に反抗していることが伺えますね。

自分たちの愛した20世紀の街並みや当時のコンテンツが味わえる一種のテーマパーク兼国のようなものです。

現にアニメ内でも当時アニメヒーローなどになりきれるアトラクションやグッズが買えるショップコーナーなどがあり、遊園地のような面が表向きの顔。

初めてみた時は楽しそうで正直行ってみたいなと感じました。

かと思えば、常にあかね色の空で夕暮れの時刻から動かない、20世紀の街並みが広がる一般人が立ち入ることのない、ですがちゃんと人々が生活しているエリアも存在します。

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ケンとチャコとは何者?2人の関係性は?

2人の関係性は恋人同士である可能性が高いです。

作中の後半に登場するアパートで一緒に暮らしている様子からそう感じました。

作中ではハッキリとした描写がありませんよね。

お互いを「ケンちゃん」「チャコちゃん」と呼び合っているので、

きょうだい?とも思えるかもしれませんね。

でも、腕を組んで歩くシーンや、ソファに連れ立って座るとか、やはり恋人同士のような親密な様子が伺えます。

関係性でいえば恋人同士かもですが、もう未来に希望はないとの認識を持っている2人。

恋愛感情以上の、同志のような関係性なのかもしれませんね。

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ケンとチャコ 実在のモデルはいる?

ケンとチャコのモデルはジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫婦である説が高いです。

そういわれるとケンの見た目が似ているような気もしますよね。

たしかに、ケンはマッシュルームカット、ビートルズが思い出させる雰囲気。

個人的にはチャコのかっこうのイメージから安室奈美恵さんかなと思っていました。

クールで感情をあまり見せないキャラクターですよね。

年齢は不明ですがミニスカートを着こなしている点ではスゴくスタイルなどが良いと思います。

名前のモデルとしては、昭和後期に発売された児童向けドラマ「ケンちゃんチャコちゃん」から取ったもののようです。

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組織名イエスタディワンスモアの由来とは?

イエスタディワンスモアとはケンとチャコが立ち上げた組織の名前

です。

彼いわく、

「汚い金」や「燃えないゴミ」が蔓延する日本を憂い、まだ人々が心を持って生きていた20世紀に戻るため”に作られた秘密結社です。

 

彼のこの言い回しでもわかりますが21世紀にかなり失望しているといえます。

確かに昔に比べると文明は発達して便利になっていきました。

それをよしとする人がいる反面、時代に中々ついていけず、今の時代が嫌だと感じる人がいてもおかしくありません。

私は正直、便利な世の中の方が良いと感じることが多いです。

一方でそれゆえに、人同士の心の距離は遠く感じるなと思うことはあります。

そればかりではありませんが、私のケンたちの過去に戻りたいと思う気持ちに共感出来ます。

 

組織の規模は北海道から沖縄と全国に拠点を構えています。

作中のテレビニュースで全国的に大人たちが失踪したということを考えると規模の大きさに納得できますね。

そう考えると隊員数も相当いることになるから驚きです。どうやって集めたのでしょうか。

「イエスタディワンスモア」とは直訳すると、「昨日よ、もう一度」です。

カーペンターズのヒット曲に同じ名前の物があるため、ここからきているといえます。

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ケンとチャコの声優は?

ケン

を演じているのは津嘉山正種(つかやま まさね)さん、とても渋くてダンディな声が特徴の声優さんです。

ボスのイメージにぴったりなのでこの配役にはうなずけます。

ちなみに私が別作品で津嘉山さんの演技を見た時も悪役でした。

チャコを演じているのは小林愛(こばやし あい)さん、この方はモーレツオトナ帝国の逆襲の次回作のヒロイン春日廉(かすが れん)の声も演じています。

クールな美女と男前なお姫様と演じ分けていてさすがプロだと感じざるを得ませんね。

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オトナ帝国の逆襲作中のケンとチャコのセリフも名言なのか?

モーレツオトナ帝国も名言の宝庫と個人的に感じていますがケンのセリフで心に残っているものがあります。

 

お前たちが本気で21世紀を生きたいなら、行動しろ。未来を手に入れて見せろ。”

 

これはクライマックス時に野原一家を自分たちの家に招き、自身らの最終目標である「懐かしいニオイ」を全国に撒き散らして完全に20世紀に戻すことを話した際に言ったセリフです。

野原一家は自分たちの計画を阻止しようとしている邪魔な存在です。

上記のセリフと自分たちの計画を話すことで彼らの正義を認め、宣戦布告した上で勝負をしたかったということにも取れます。

 

ケンはクレしん映画の敵の中でもカリスマ性が高く正統派の悪役というイメージが強いです。

ですが卑怯なことは一切なく、ただ自分の正義のために行動しているという点で1番人間味のあるキャラクターだと思います。

野原一家を見送ったときに、チャコに計画を話した意図を聞かれた際も

”最近走ってないと・・・”と小さく呟いていました。

21世紀に絶望していても野原家のような家族を見て彼らの心が動かされたということ、心のどこかで計画を止めて欲しいという気持ちがあったのだと思います。

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ケンとチャコのその後は?オトナ帝国の逆襲

結果的に言うとケンとチャコは野原一家に計画を阻止されて負けてしまいます。

野原家の様子をずっと20世紀博の住民が見ていたことが敗因です。

彼らが21世紀に戻りたくなったことで「懐かしいニオイ」のレベルが下がりました。

その後2人は身投げをしようと図りますが、しんのすけが放った次の一言、

ずるいゾ

これで、飛び降りようとした真下に巣を作っていたハトに襲われ、その計画もあえなく失敗に終わります。

この場面はしんのすけが助けようと思って助けたのではありません。

2人がバンジージャンプをしようとしていたのと勘違いをして、自分も参加したいという意味で言った一言です。

しんのすけらしいというか、良い意味で空気を読めていない発言。

だからこそ、自分たちが愚かな選択をしようとしていたと気付くことが出来たのだと思いました。

あの場面で彼らに正論をかざしても決心は揺らがなかったと思うんです。

物理的に阻止されたからこそ、我に返ることも出来たのでしょう。

 

チャコもハッと我に返り、”死にたくない”と泣き崩れます。

21世紀を生きたくなくても、外の世界に出たくなくても本当は生きていたいという苦しい葛藤を抱えていたのです。

彼らのその後の消息は不明ですが、テレビアニメのとあるエンディングテーマのイラストの中で2人アパートに暮らしている様子が描かれているようです。

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ケンとチャコを通して作者が伝えたかったこととは?

未来への希望を持つことの大切さ
作者である臼井儀人さんが、もっとも伝えたかったことではないかと感じます。
ケンとチャコは20世紀がイチバンいいんだ!と信じて未来への希望を失っていワケです。
最終的に計画は断念しましたが、やはり未来へ向かって頑張る!希望を捨てない!
このことが、子どもたちへの大切なメッセージになると感じました。
心のつながりの大切さ
ケンとチャコは、様々な困難を乗り越えながらも、2人の絆は変わらなかったですよね。
人とあいだに生まれる絆・心の繋がりはとても大切なものだと感じさせてくれました。

これらは、時代が変わっても普遍的なものですよね。

未来を歩く子どもたちにも、ぜひ感じてほしいテーマです。

ぜひ、あなたもクレヨンしんちゃん映画『オトナ帝国の逆襲』からのメッセージを受け取ってみませんか。

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