トッペマとは1996年公開の『ヘンダーランドの大冒険』に登場するヒロインキャラです。
見た目はしんのすけと同じくらいの人形なのですがその正体が意外な人物だったのを皆さんご存知でしょうか?
トッペマとしんのすけがなぜ一緒に冒険することになったのか、冒険をしていく中で最後どんな結末を迎えたのか。
彼女の初登場シーンで歌う場面があるのですが内容をよく見ると意味深な点もあります。
そこで今回はヘンダーランドの大冒険キャラ、トッペマの正体についてお話ししていきたいと思います。
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トッペマの正体は?【ヘンダーランドの大冒険】
トッペマは実はヘンダーランドの王女、名前はメモリ・ミモリです。

マカオとジョマに自分の国であるヘンダーランドを乗っ取られ、あげくの果てにからくり人形のトッペマに心を一時的に入れられ、身体はサーカステントのガラスケースに囚われてしまっています。
マカオとジョマは結構、ざんこくなコトをするんだなと感じます。
彼女は青緑色の大きな帽子と大きな胸のボタンがついた緑のスカート、金色のリボンのようなぜんまいが特徴。
しんのすけは最初に幼稚園の遠足でヘンダーランドに来ていましたが、迷子になります。
そこで迷い込んだ先がサーカステントでした。
そしてテントの中で敵の1人であるクレイ・G・マッド、トッペマと出逢います。
トッペマはぜんまい式の人形でねじが切れると動けなくなってしまうんです。
それを良かれと思ってしんのすけがねじを巻いたことで自分の意思で動けるようになる。
そこでクレイ・Gが自分の敵であり、しんのすけたちの住んでいる世界まで乗っ取ろうとしていることを話すトッペマ。
クレイ・Gとトッペマどっちの言うことを信じるのかという選択を迫られたしんのすけが「オラ女の子の味方なんだ」という理由で決めていたのが印象的です。
しんのすけらしいというかそれで良いのかという疑問になりますが結果的にクレイ・Gは敵だということが分かったのでしんのすけの直感は正しかったという訳です。
それによってしんのすけはいつものように大冒険をする展開になっていきます。
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トッペマの正体はお姫様!最後どうなったか?
しんのすけたちは結果的にはヘンダーランドをマカオとジョマから取り返すことが出来、メモリ・ミモリ姫は元の姿を取り戻します。
しんのすけとトッペマはマカオとジョマを含めた3人の幹部を倒し、彼らの侵略を防ぐために奮闘します。
ですがトッペマは幹部の1人であるチョキリーヌに呪いをかけられ、夜しか行動出来なくなってしまいます。
物語の中盤以降、ひろしとみさえも幹部たちによって捕えられてしまうのでしんのすけは1人で行動、戦う場面が増えてきます。
最終決戦のために春日部(埼玉県)から群馬県にあるヘンダーランドまで1人で向かいます。
5歳児が1人で遠出するにはかなりの距離ですよね。
さすが数々の冒険をしてきただけあって肝が据わっていますよね。
幹部それぞれと戦っていく中で唯一の女性であるチョキリーヌとの戦いで苦戦を強いられます。
魔法のトランプでも中々倒すことが出来ず、トッペマは切り札を使います。
しんのすけが魔法のトランプに呪文を唱え、全身全霊の魔法を使い自分もろともチョキリーヌを魔法の渦に飲み込むことで何とか倒すことに成功します。
ですがトッペマは瀕死状態になってしまい、それ以降再登場することはありませんでした。

ですが最後のシーンでメモリ・ミモリ姫として再登場をします。
トッペマは事実上戦いで散ってしまうんですが魂はメモリ姫に戻ることに成功してよかったです。
そして王子様と一緒に自分の国に帰ることが出来てハッピーエンドを迎えます。
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トッペマの正体はお姫様!歌の意味は?
トッペマとしんのすけが初めて会ったシーンで歌うからくり人形として歌とダンスを披露します。
その際の歌の歌詞とメロディが印象的なんです。
わたしはトッペマあなたのしもべ🎼🎼#クレヨンしんちゃん#トッペママペット pic.twitter.com/5FluKPj8Wy
— TENGA先輩 (@Taste_Live_bus) November 17, 2019
「私はトッペマ あなたのしもべ
だけど何の役にも立たない だって私はただのマペット」
メロディも少し悲しげというか寂しい気持ちになるような感じです。
この歌は作中のBGMとして流れることはあっても歌としては出ません。
これが使われていたシーンも音声もあまりなく日常のシーンがただいつもと同じように流れていました。
日常のシーンなんですがBGMのせいで寂しいような気持ちになってしまうんです。
歌詞の意味は明言されていませんが元々トッペマがヘンダーランドの王女メモリ姫だということを考えるとマカオとジョマたちに負けてしまい、何も出来ないただの人形のしもべになったと歌っているのだと思います。
自分の意思なのかそう歌うようにインプットされていたのかは分かりませんが奪った国の王女の魂にこんな酷い歌を歌わせるマカオとジョマはかなり性格が悪そうですよね。
チョキリーヌとトッペマが戦ったとき、自分の命と引き換えに勝ちます。
瀕死の状態で彼女はこの歌を口ずさみます。
しんのすけは瀕死の状態のトッペマを見て思わず目に涙を浮かべています。
子供を泣かせてしまって慰めたくても満身創痍で体も動かないので情けない自分に歌ったのかもしれません。
このシーンは私もみていて切なく胸がキュッとなりました。
歌詞もメロディも悲しげなんですけれど耳には残るので子供の頃初めて見たときもついつい口ずさんでしまっていました。
それだけインパクトのあるメロディだったのでしょう。
気になった方はぜひ映画を見てみてくださいね。
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ヘンダーランドの大冒険キャラ、トッペマの正体とは?まとめ
今回はヘンダーランドの大冒険キャラ、トッペマの正体についてお話ししていきましたが、まとめると…
・トッペマの正体はヘンダーランドの王女、メモリ・ミモリ。
・トッペマの最後、しんのすけたちは結果的にはヘンダーランドをマカオとジョマから取り返すことが出来、メモリ・ミモリ姫は元の姿を取り戻す。
トッペマは事実上戦いで散ってしまうんですが魂はメモリ姫に戻ることに成功する。
ヒロインキャラというだけあって深掘りすると彼女の魅力やバックグラウンドが見えてまたこの映画を見たくなりますよね。
この作品が気になった方はぜひ見てみてくださいね。
ここまで見ていただき、ありがとうございました。
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コメント
自分もトッペマ凄い好きなキャラなんでつい読ませて頂きました。
仰る通りトッペマの正体や置かれてる状況考えるとマカオとジョマかなり残酷でえげつない事してたりするんですよね。トッペマのあの歌もあの悲しいメロディであなたの下部とか、だけど何の役にも立たないとか捕らえたお姫様に歌わせてるのも…
トッペマの活躍で言うとやはり終盤のチョキリーヌとの戦いや最後の運命のレールを元に戻すだけよ!って部分セリフのセンスもかっこよくて好きでした。
結果的にトッペマは消えてしますが最終的には元のメモリミモリ姫に戻り無事に王子とヘンダーランドに帰って行くのもまさに「運命のレール」を元に戻すってセリフ通りだなって思いましたし
あとトッペマでは無いですが敵のチョキリーヌなんかも好きなキャラでしんちゃんが悩殺されちゃうようなセクシー美女ながら本性は本物の悪でトッペマとの本気の戦闘もあったりと印象的でした。最後トッペマの捨て身の攻撃で倒された際に人形に変わりながら消滅してったのちょっとゾワっとしましたね。しんちゃん誘惑したりトッペマを人形と貶していたけど実は自身が人形でマカオとジョマが設定した人格を演じてた人形みたいに思うと中々不気味に思えたりします。
丁寧なコメントいただき有難うございます。
子供の頃はマカオとジョマってコミカルな魔法を使うタイプのラスボスくらいの認識だったんですが大人になって見返すと一つの国を単騎、または片手で数えるくらいの幹部と共に特に理由もなく滅ぼすってかなり残酷過ぎるなと私も感じました。
トッペマの活躍シーンは確かにチョキリーヌとのバトルですよね。
あの2人の戦闘シーンは構図や演出もかなり本格的で一瞬クレしんだということを忘れてしまうほどですよね(笑)。
運命のレールっていうワードも子供の頃はどういう意味?ってなるんですけれどメモリ姫とトッペマが同一ということを考えるとセリフの意味も再度理解出来るので子供の頃と大人になってから見ると違った視点で楽しめて一度で二度美味しい的な感じです。
チョキリーヌもクレしん映画では珍しい美人だけど完全に悪女タイプのキャラですもんね。チョキリーヌの正体が人形だと分かると改めてマカオとジョマが無機物(人形など)を生き物として作れるような魔法を扱えるかなり強い力を持っていて恐ろしい存在だということも同時に感じることもできますよね。
こちらこそ素敵な感想でしたので
そうなんですよね、しんちゃんもシュッポシュッポしてたくらいには美人でセクシーだけど完全な悪者で最後まで明確な敵だったりと珍しいんですよね。
しかし正体は無機物の人形でしたし人形にかけられた魔力の強さ等に差はあれど根本的には魔法チップで動いてたあのマネキンと同じような「物」に過ぎなかったのかもしれませんね……
一瞬で砕けて消滅していきますがセクシー魔女なチョキリーヌの正体の人形が無機質で気味の悪い姿してたのも何か意図的なものを感じてしまったり
本編で詳しい描写ないだけでマカオとジョマも言われてみれば特に理由らしい理由もなく一度トッペマの国滅ぼしてるのもとんでもなく残虐すぎだろって感じですし、仰る通り命懸けで撃破したチョキリーヌなんかも作り物の人形でしたって実際はどれだけ凄い力を持った存在だったんだって感じですね。王子も序盤にもっとクールになんて程度の理由で雪ダルマに変えてしまったりとかも