映画『アッパレ戦国大合戦』といえば屈指の感動映画として評価が高いですよね。
コレ、じつは怖いと言われているのはご存知ですか?
この映画、戦国時代が舞台なのでさまざまな描写がリアル。
また、戦(いくさ)のシーンと日常との対比もあって見応えもあります。
では実際どこが怖いのでしょうか。
そこで今回は映画クレヨンしんしちゃん『アッパレ戦国大合戦』が怖い部分についてお話していきたいと思います。
※ストーリーの結末に触れている部分があります。
スポンサーリンク
映画『アッパレ戦国大合戦』の怖い部分はどこ?
この映画はタイトルからもわかる通り戦国時代や戦などを取り扱っているのでシリアスな場面が多いです。
特に怖いなと思ったのは、又兵衛の死に際がリアルであるということです。
作中の終盤で又兵衛は敵の大将を倒して勝ち星をあげて城に戻ります。
その最中にどこからか鉄砲の音が聞こえ、又兵衛の心臓を撃ち抜きそのまま亡くなってしまいます。
彼が撃たれて、しんのすけに自分の気持ちをポツポツと語り、息を引き取る瞬間に目の光が消えてこと切れる様が妙にリアルだと感じます。
子どもの頃は、ただ漠然と悲しいなと思って見ていました。
でも、大人になって見ると、人って案外簡単に死んでしまうんだなと、思ってしまった瞬間でした。
しんのすけにとっては同世代の友達とも幼稚園の先生やひろし、みさえのような大人とも違う唯一無二の存在。
そんな人の死を目の当たりにし、思わず大粒の涙をながしていました。
このシーンこそが戦国時代の象徴であると私は思います。
昨日まで一緒に話して笑い合った人が今日生きているとは限らない
そんな残酷な時代背景を表していますよね。
彼の死ぬ様子も次第に弱っていく様がやはり切なくなるというか、より命とははかないなと感じる点でした。
スポンサーリンク
映画『アッパレ戦国大合戦』描写がリアルで怖い!?
この映画で感じたのは戦とは死がいつも隣合わせであるという点。
死ぬのが怖いというのは誰しもが1度は思ったことがある感情だと思います。
それは死んだ後どうなるのかが分からないのが1番の理由でしょう。
戦国時代では国取りのために戦が行われていました。
それは又兵衛たちも例外ではありません。
いつ死ぬかも分からない日々を生きています。
当時は国のために死ねるのは本望という風潮でしたが誰もがそう思った訳ではないです。
昨日の戦では生き残ったけれど明日には…なんてこともあるでしょう。
戦のシーンでは無駄な効果音なども無くリアルに描かれているように思います。
取り扱っている内容だけに要素を詰め込みすぎるとクレしんっぽくなってしまう。
このことを避けるためにシリアスに、リアリティを追求しています。
それは、それで今までのクレしんにはな無いテイストで私は面白いなと感じました。
クレしんというと、どうしてもギャグ要素が欠かせません。
それを必要最小限にし、時代背景に沿った内容だけれどクレしんっぽさは損なわないようにしたのがこの作品なのです。
スポンサーリンク
『アッパレ戦国大合戦』の怖い部分は日常との対比?
映画の序盤で、しんのすけが戦国時代にタイムスリップした後は全体的に日常パートと戦パートに分かれているような印象です。
もちろんずっと戦いに明け暮れているワケではないので何も無い日は、それぞれ好きなことをしています。
又兵衛のお気に入りの場所に案内して貰ったりするなど、わりと戦国時代を満喫しているように見えました。
現代よりも不便な生活ではありますが自然が豊かで良い面もあります。
そして又兵衛に案内されて城下の村の方に出掛けた際、偶然にもカスカベ防衛隊のメンバーに似た子供たちに遭遇します。
恐らく現代の彼らのご先祖様に当たる子たちです。
その子たちの性格が現代の彼らと全然違っていたので私もびっくりしました。
まさおくんが勝気なガキ大将風に、風間くんが気弱な感じに…と見た目はそっくりなのにご先祖様たちは違った性格なんだと思って見ていました。
そんなほのぼのとしたやりとりも束の間、しんのすけたちは廉姫とばったり出会いそのまま山賊たちに襲われるというピンチに見舞われます。
その場は通り掛かった又兵衛によって何とか収まります。
通り魔的な要素としてはある意味現代と変わりませんが、めったに体験することではないですよね。
そんなシーンがあったかと思えば戦で国同士で戦うという対比がより戦国時代の現実を見ているような気にさせてくれるのです。
現代の安全な所にいると感じられない緊張感がどこかあってだからこそ、悔いなく生きないといけないと思わせる内容です。
スポンサーリンク
『アッパレ戦国大合戦』の怖い部分とは?まとめ
今回は映画アッパレ戦国大合戦が怖い部分についてお話していきましたが、まとめると…
・戦とは死がいつも隣合わせであると思わせる点
・序盤しんのすけが戦国時代にタイムスリップした後、
全体的に日常パートと戦パートに分かれているような印象。
怖いなというのは幽霊や妖怪などの得体の知れないものだけでなく、逃れられない運命もあります。
常に薄ら緊張感のある時代だからこそ、登場人物たちの生き様に惹かれて感動する内容になるのだと感じます。
見たことのない人は是非一度見てみてくださいね。
ここまで見ていただき、ありがとうございます。
アッパレ戦国大合戦の泣ける感動シーンはどこ?周囲の反応や恋愛関係についても