アッパレ戦国大合戦といえばクレしん映画屈指の泣き映画ですよね。
具体的に泣ける場面はどこなのか?
映画の制作にあたって制作陣の反応が意外なものだったというエピソードもあります。
作中の淡い恋愛模様も目が離せない内容なんです。
そこで今回はクレしん映画、アッパレ戦国大合戦の泣ける展開、感動シーンについてお話していきたいと思います。
※作中のネタバレを含みます。
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アッパレ戦国大合戦の泣ける展開や感動シーンはどこ?
この映画の1番泣けるシーンは作中終盤のしんのすけと又兵衛が春日城に帰還途中、何者かによって又兵衛が撃たれるところ。
死の間際、又兵衛が自分の使命に気付き、自らの想いをしんのすけにぽつぽつと語るシーンです。
又兵衛の散り際もとても切なくて胸が苦しくなるんですが、しんのすけが号泣するというアニメや映画ではかなり珍しい表情が見られます。
しんのすけにとって身近な人の死に遭遇するのは初めて描かれます。
友達とも家族ともまた少し違った関係値で作中の中でも稀有な関係性の2人。
短いけれど濃い時間を過ごしたからこそ、しんのすけは大粒の涙を流していました。
しんのすけだけじゃなく又兵衛と衣食住を共にしていた足軽兵や又兵衛に拾って貰った元ゴロツキの2人も声を上げ、泣いていました。
子供の頃に見た際やはり、私も号泣。
ずっと好きで見ていたクレしん映画ですがやはりこの作品だけは色んな意味で異質なのだとも感じました。
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アッパレ戦国大合戦の泣ける感動シーン、周囲の反応は?
今でこそ泣ける映画としても評価の高いアッパレ戦国大合戦ですが、最初制作陣の間で反対意見がありました。
よくも悪くもこの映画は泣ける内容。
しかもクレしんでは異例の死を取り扱うということ、制作陣の中には「クレしん映画で泣かせてどうする」という意見もありました。
たしかに、アッパレ戦国大合戦以前の作品は、シリアスな展開のものもありました。
でも、泣ける描写は少なく、ましてや登場キャラが死ぬという展開はありません。
設定がタイムスリップ、戦国時代なのでどうしても死というものが切り離せなかったのでしょう。
個人的にもギャグシーンも少し少ないように感じました。
そして最終決定を臼井儀人先生がして、この映画が公開という流れでした。
私もクレしんらしさ、という観点から見ると、ほかの作品とはいろんな意味で違った作品だとは思います。
それが良いのか悪いのかは人それぞれですが、国民的アニメとなったクレヨンしんちゃん。
数ある映画の中にこういうテイストがあっても面白いなという風に見ることも出来ますよね。
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アッパレ戦国大合戦/泣ける感動シーンの中には恋愛もある?
この作品は恋愛要素もあるのは皆さんご存知でしょうか?
又兵衛と春日廉姫の2人です。
元々は幼馴染でしたが大人になってからは武士と一国の姫という身分の壁が出来てしまいます。
今でこそ身分の差というものはあまりありませんが当時は武士は武士の家同士、農民は農民となど同じくらいの身分同士の結婚が当たり前。
いくら幼馴染でも身分違いの恋なんて叶うはずありません。
又兵衛も廉姫も何となくお互いを想っているものそれは自分の心の奥底にしまっている様子。
私が特に印象的なのは終盤、又兵衛が命を落とし、しんのすけが初めてタイムスリップしてきた湖で廉姫としんのすけが話しているシーンです。
しんのすけが廉姫に『本当はおじさん(又兵衛)と結婚したかった?』
と聞きます。
彼女は迷うことなく『うん、こんなに人を好きになることはもう二度とない。私はこの先どこにも嫁がない。』と言い切りました。
しんのすけは又兵衛も同じ気持ちだったよ、と付け加えようとしますが泣きながらしんのすけのその先の言葉を止めました。
武士という立場上いつ戦で死ぬかは分かりません。
彼女は自分の思いを片思いのまま、胸にしまって生きていく強い意志と又兵衛も自分のことを思っていたという事実を聞いてしまうといつまでも前に進めなくなりそう、又兵衛もそれは望まないだろうと言う葛藤を抱えているのだと感じます。
このシーン以外にも2人の恋模様が見られる場面がありますので是非そこにも注目してくださいね。
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アッパレ戦国大合戦が泣ける!まとめ
今回はクレしん映画映画、アッパレ戦国大合戦の泣ける展開、感動シーンについてお話していきましたが、まとめると…
何者かによって又兵衛が撃たれるところ。
死の間際、又兵衛が自分の使命に気付き、
自らの想いをしんのすけにぽつぽつと語るシーン。・泣ける映画としても評価の高いアッパレ戦国大合戦ですが
最初制作陣の間で反対意見があった。・又兵衛と春日廉姫の2人の恋愛模様も切なくて泣ける
クレしん映画で1番泣ける展開の映画といっても過言ではありません。
恋愛模様もありつつ制作陣の中でも色々あって生まれた作品、ぜひ見た事のない人は見てみてくださいね。
ここまで見て頂きありがとうございます。